2015年08月25日

コの字型

 2014年6月21日・土曜。勤め帰りに練馬へ立ち寄り「金ちゃん」で一杯やる。まだ陽が高いというのに場内はほぼ満卓。カウンター隅が空いていたのでそこへ腰かけ、まずは瓶ビール(サッポロ ラガー)と煮込み豆腐を注文する。

 同店のカウンターはコの字型である。なので、視界に入る酔客の様子が手にとるようにわかる。単独で訪れる人・友人との二人連れ・カップル。また、単独客と言えどもその様子は十人十色である。ラフな服装の人もいればスーツ姿の人もいる。携帯電話(スマートフォン)を片手から離さない人もいれば、タブロイド版の夕刊紙を凝視しながら呑む人もいる。稀にだが文庫本を熟読している人も見かける。

 僕は、メールを受信しない限り酒場で携帯を手に取りはしない。新聞・雑誌を読むこともない。いつも鞄の中に文庫本をしのばせているが、それはあくまで電車や喫茶店で読むためのもの。卓や椅子・器・つまみなどが形成する居心地を体感するのが自分の酒場流儀である。ながら呑みは禁物なのだ。

 酒場の居心地を形成する要素にもう一つ挙げたいのが客層である。どういう人たちが訪れ、どういう酒を呑みどういうつまみを頼んでいるのか。対面や斜向こうで呑む人たちの表情を見ると、彼らが辿ってきた人生が自分の脳裏に浮かんでくることもある。そこから、その酒場での呑み方がわかるように思えたりもする。コの字型カウンターというのは愉悦に満ちている。

 酒場の居心地から得た哲学を文章で表現するためにブログを続けている。原稿を書いていると、何が自分にとって本当に大切かが明確になってくる。俺にはこれしかない。そんな気概が満ちてくる。

 他に酎ハイ2杯・梅サワー一杯。つまみは、豚耳と串焼きメニューからカシラ・鳥ねぎをタレで2本ずつ。締めて2,630円なり。

 本日のお題は“コの字型”にする。
ラベル:練馬 金ちゃん
posted by 彦左小路郎 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 首都圏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする