2017年03月28日

豪風完走

 稀勢の里のまさに“稀”跡の逆転優勝については多くを語るまい。確かに感動した、もらい泣きした、素晴らしかった。余韻に浸るべくその偉業を報じた日刊スポーツ・3月27日号も購入した。

 だが、それと同じくらい、“心の大横綱”豪風が5勝10敗で負け越したことが僕はくやしい。

 初日の対戦相手が稀勢の里だった。内容は一方的に押し出されてしまったが、驚嘆したのは、公称171cm・実年齢37歳とは思えない豪風の身体の充実ぶりだった。首回り・上腕・太腿。どれを見ても稀勢の里にまったくひけをとっていないのだ。この一年、稀勢の里が初心に戻り四股・てっぽう・すり足の基礎運動で下半身を鍛え直したことが今日の栄冠に繋がったと専門誌にあったが、ならば上背も年齢もまるで異なる豪風のあの鋼の肉体はなんなのだろう? 地道な稽古と土俵外での練習を怠らず続けていることの何よりの証しではないか。

 しかし、努力が頑張りが結果に結び付かない。上位との対戦が続いた序盤で四連敗。大関の豪栄道を肩すかしで破り初日を出すも、以降は正代や照ノ富士・高安・御獄海らの若い力に屈し、終わってみれば5勝10敗と大きく負け越してしまった。西前頭筆頭にあった番付は来場所どのくらい下がるのだろう? 果たして上位との対戦はあるのだろうか?

 相撲に限らないが、だいだいの輩は、勝てば安直に持ち上げ負ければ簡単に梯子を外す。身近にも、以前は稀勢の里を「根性なし!!」だのと罵倒し続けたくせに横綱になったとたん大ファンという人がいる。まぁ、いつの時代にも大衆とはそんなものなのだろう。

 負ければ確かにくやしい。だが、戦ったのはあくまで本人である。つまり稀勢の里であり豪風だ。オレたちはそれを見ていたに過ぎない。負けて誰よりもくやしいのは戦った本人なのだ。それを忘れてはならない。

 2014年7月29日・火曜。勤めが休みだったので、志木の炭火ホルモンの名店「鳥三」の暖簾をピンでくぐる。酒は、瓶ビール2本(黒ラベル)・角ハイボール2杯・マッコリボトル。つまみは、レバ刺し・ホルモン盛り合わせ(シロ・レバー・ハツ)・カシラ・ハラミ・トントロ・ナンコツをそれぞれ一人前。締めて8,098円なり。いゃ〜食ったくった。

 今日のお題は“豪風完走”にする。たとえどんなに負けが込もうと僕の豪風への思いは変わらない。オレの声援が足らなかったから豪風が負けるのだ。“頑張れ”じゃなくオレが応援を声援をもっと“頑張る”。そのスタンスで行きたい。
ラベル:志木 鳥三
posted by 彦左小路郎 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 埼玉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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