2017年06月10日

別ブログ

 知っている人も多いと思うが、自分は、この「居酒屋どっちつかず」の他にもう一つブログを続けている。そちらの方のタイトルを「キャバクラいきあたりばったり」という。

 「居酒屋〜」が文字どおり自身の居酒屋通いの記録だとしたら、「キャバクラ〜」も文字どおり自身のキャバクラ通いの記録、…にするつもりではあった。

 しかし、同じ酒を呑むための店であっても、居酒屋とキャバクラは、一回に費やす金額に大きな違いがある。

 居酒屋ならば、懐に3,000から4,000円ぐらいもあれば、たいていの店では、快適なひとときを過ごせてホロ酔い気分になれる。3,000円でおつりが来るかちょっと足が出るぐらい。支払いの際に懐に余裕がないことに気付きそこで酔いが醒めるなんてことはまずない。

 キャバクラだとそうはいかない。4,000円でことが足りる場合などまずないからだ。最低でも10,000円は、所持金不足に備えたクレジットカードの携帯は不可欠である。一時、新宿・歌舞伎町でボッタクリキャバクラが跋扈し話題になった。が、キャバクラはそもそもが言葉本来の“水商売”。値段などあってないものをいかに高く売るか? その権謀術数で成り立っているジャンルなのだ。

 そんなキャバクラに居酒屋で呑む感覚で通いつめたらどうなるか? まず、消費者金融の世話になることは覚悟せねばなるまい。アコム・アイフル・武富士・プロミス・レイクetc…。つまり、キャバクラにハマるということは自己破産と隣り合わせということを自認しなければならないのだ。

 結局、「キャバクラ〜」の方は、自分が携わっていた専門誌『ベストクラブ』やその版元だったナイタイの思い出を綴るブログというのを主題にした。そして、「居酒屋〜」も「キャバクラ〜」も、更新を重ねるにしたがい違うテーマをブログ内に取り込み、開始当初とは違う側面を持つものにもなっていった。最近になって気付いたのは、この「居酒屋どっちつかず」では“酒・酒場”の他に“文章を読む”ことについて綴るものに、「キャバクラいきあたりばったり」は“キャバクラ”の他に“文章を書く”ことについて綴るものに、いつしか自分は無意識のうちにも位置付けていたということだ。

 また、「キャバクラ〜」は、ナイタイを退いた後に携わったアダルトDVD専門誌『AV FREAK』にちなんだAVネタも多い。そこから、「居酒屋〜」は自分の生活について語り、「キャバクラ〜」は自分の仕事について語るブログという位置付けもできるのだ。

 こうして書いていけば、自分の中で二つのブログのカラーがますます明確になる。自分にとって二つのブログがいかに大事なのかということも明瞭になる。生活の中で読書をして酒を呑む自分と、仕事の上でキャバクラ・AVに関わりものを書く自分。どちらが欠けても自分は成立しない。このことを二つのブログは自分に教えてくれた。そんな気がする。

 写真を撮るフォトグラファーにはなれないし、意匠を凝らすデザイナーにもなれない。絵心もないからイラストレイターも無理。自分には文章を書くことしかできない。でもそれが好きだし性にも合っている。やはり自分は骨の髄までライターなのだ。

 2014年8月7日・木曜。勤め帰りに新富町「もつよし」にて独酌。酒は黒ホッピーセットの中いちおか(わり)。つまみはタン刺し・冷奴・枝豆。串焼きメニューからつくねと小袋を塩で2本ずつ。同じく玉ネギと椎茸を1本ずつ。締めて税込み1,792円なり。

 今日のお題は“別ブロク”にする。早いもので、「居酒屋どっちつかず」と「キャバクラいきあたりばったり」を飛鳥 翔氏の勧めで始めてから丸8年が経つ。書きたいことも書くべきこともまだ山ほどある。差しあたっては10年を目標にこつこつと続けてゆきたい。
posted by 彦左小路郎 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 物書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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